まち活やろうよ!

佐谷和江のブログ まちづくりを仕事にしてます 。体験したさまざまなまちづくり活動について書いてます。

14期生の卒業研究その2 まちに残るモノを照射することの面白さ

2019年6月7日は、江戸川総合人生大学の江戸川まちづくり学科14期生の卒業研究発表の2回めでした。

「チームみちしるべ」が「歩きながら区内の史跡めぐり」について発表しました。

f:id:machikatus:20190620222132j:plain
f:id:machikatus:20190620222109j:plain

まず、区内に残る道標や江戸時代の交通について発表がありました。1600年台のはじめに新川が整備され、区内の江戸時代の交通に大きな影響を与えたようです。

ついで、庚申塔についての説明がありました。60日に1回の庚申講を3年18回続けた記念に建立されることが多いそうです。区内には138あり、形態が多様でタイプ分けされているようです。

次に田島図書(たじまずしょ)などの発表がありました。田島図書は人名で、元は堀田姓で豊臣家の家臣でしたが関ヶ原で敗れ、田島家に居候して、その後、田島姓を名乗って新田開発を始めた人だそうです。

最後に、慈恩寺みちについての発表がありました。小岩を起点としてさいたま市岩槻区の慈恩寺まで続く道について、当時の様子を思い起こさせる道標、お寺、橋など、写真で紹介されました。また、ゲストとして岩槻観光ボランティアガイドの方が来てくれました。

メンバー4名は、自分たちの調べたことを情報提供するとともに、史跡ウォークを開催していきたいと考えているようです。

まちに残る道標や庚申塔などは、日常では見過ごされますが、それを照射すると面白いことがいろいろ出てくるなあと思いました。庚申塔の時に話してくれた「三尸(さんし)」は興味深かったです。(Wikipediaに出てます)