江戸川みまもり隊に行ってきました
2019年2月8日は、江戸川総合人生大学の江戸川まちづくり学科14期生の授業でした。3回にわたって卒業生の活動現場を訪問しますが、その2回めとして介護・健康学科6期生が立ち上げた「江戸川みまもり隊」に行ってきました。
代表の伊久美さんは、在学中に知り合いが熱中症で亡くなり、その時に見守りのボランティアを構想したそうです。そして2011年7月から江戸川1・2丁目で見守りを始めました。当初は拠点がなかったそうですが、社会福祉法人江東園から場所を借りて事務所にしています。
現在ではスタッフ55名で、見守る人800名を月1回訪問しています。また月1回「地域のお茶の間」や「男のいこい」という集会も開催しています。
今日は約1時間、4班に分かれて見守りに同行させてもらいました。どこでもウエルカムな雰囲気で、8年かけて培った信頼関係を感じました。
その後、立ち上げ時や運営のことを聞きました。当初は道を歩いている人や公園に座っている人に声をかけて訪問先を広げていったそうです。この間、救急車を呼んだり、孤独死を見つけたりしたこともあったそうです。
伊久美さんの夢は、見守り活動を区内全域に広げることで、すでに葛西で同様の活動が始まっているそうです。さらに地域が広がっていくことを願ってます。
「人生大学まちづくり暮らしの会」に行きました
2019年2月1日は、江戸川総合人生大学の江戸川まちづくり学科14期生の授業でした。3回にわたって卒業生の活動現場を訪問しますが、その初回として10期生が立ち上げた「人生大学まちづくり暮らしの会」に行ってきました。
一之江境川親水公園沿いの一戸建て民家を借り、「暮らしの会研修場」を開設しています。
授業では、どのように立ち上げ、現在どのように運営しているのかについて1時間講義をしてもらい、その後1時間、質疑応答をやりました。
卒業研究で空き家の活用をテーマとして集まった5人が、卒業後に青空野菜市をやっていて、その中で大家さんと知り合い空き家を借りることができたそうです。現在は、他学科の卒業生も一緒に運営されています。 14期生にもぜひ手伝ってほしいと皆さんが言っていたのが印象に残りました。メンバー募集を熱心にしていることが、活動の継続につながっているのかもしれませんね。
タイミング良く、活動の様子はえどがわボランティアセンターだよりの最新号に掲載されています。最後に書かれている商店街の空き店舗活用についても意欲的で、今後の発展が楽しみです。
国際コミュニティ学科で授業しました
遅ればせながら2019年最初の記事です。今年もよろしくお願いします。
2019年1月30日に、江戸川総合人生大学の国際コミュニティ学科で授業をしました。江戸川総合人生大学は4つの学科があり、私は江戸川まちづくり学科を担当していますが、年に1回国際コミュニティ学科でも授業しています。
タイトルは「プロジェクトの企画入門」。
3つのチームが取り組みを始めたばかりということで、企画づくりについて講義し、その後、企画書をつくってもらいました。
ポイントとしては、「チームの究極の目標」と「実施する取り組みのねらい」を検討してもらったこと。
例として「究極の目標」=「健康になりたい」だったら、取り組みのねらいは「運動を習慣化をする」「バランスのとれた食事をする」「質の良い睡眠をとる」などがあり、具体の取り組みは「毎日歩く」などになることを説明しました。
初期の段階では「チームの究極の目標」と「実施する取り組みのねらい」は重なることもあるかもしれませんが、ゆくゆく自分たちがなんでやってるかを振り返るためにも究極の目標を考えることは重要だと思っています。
企画の概要は以下の通り。今後が楽しみですね〜
協働まち普請で自分事として防災を考えてほしいという熱意ある発表を聞きました
2018年12月14日は、江戸川総合人生大学の協働まち普請の4回めの発表でした。 協働まち普請についてはこちらの記事を参照してください。
小岩を若者の街に 江戸川総合人生大学の発表の会でした - まち活やろうよ!
今回は3人+区の職員の「防災の道案内」グループが、「自分たちで作る安心安全」をテーマに発表しました。防災を自分事(じぶんごと)、地域事(ちいきごと)として考える工夫が提案されました。
まち歩きとして、避難場所に指定されている大島小松川公園や、その中にある小松川防災施設に行きました。ここでは、マンホールトイレのテントや毛布、食料品などの備蓄品をいろいろ見せてもらいました。
関心がない人の目線で考えることの重要性
グループの中の1人は1週目の授業に欠席していて、もともと防災にとても関心が高かった2人のところに2週目から参加しました。いろいろ資料を渡されたけれど、あまりにも情報が多く把握しきれないという感想を聞いて、「関心がない人の目線で考えていこう!」と思ったのそうです。
これはとても重要なことで、あるテーマでボランティア活動をしていると知識が蓄積してきて、ともすれば周りの人に「そんなことも知らないの」と言ってしまいがち。結果、関心をもってもらいたい層を遠ざけることになってしまいます。
区職員の方が正常性バイアスの話をされていましたが、人は自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価したりしてしまう特性があるので、防災のようなツラい情報は関心がある人とそうでない人に情報量のギャップが生まれがちなことを認識するのは大切ですね。
グループの提案は、町会・自治会の掲示板や駅前の案内板に防災情報を表記するというものでした。これはあまり費用をかけずにやれそうな実現性の高い提案だと思います。
アプリ活用の講習会をしては?
グループの提案のもう一つは、GPSと連携して、災害時に避難場所に誘導してくれる防災の道案内アプリをつくることだったそうです。けれども、前日に東京都の「東京防災」アプリの「災害時モード」にすでにその機能があることを発見し、これを使ったらいいという、よかったような、がっかりのような提案となりました(^^)
私も東京防災のアプリをスマホに入れていますが、こんな機能があることを知らなかったので、教えてもらってよかったです。また、「知らない人や使い方がわからない人が多いと思うので、講習会をやっては?」とコメントしました。
防災の情報が複雑化する中で、自分事として防災を考えてもらいたいという熱意ある発表でした。正常性バイアスに陥らないよう気をつけたいですね。
協働まち普請で自転車問題解決の素晴らしいアイデアを聞きました
2018年12月7日は、江戸川総合人生大学の協働まち普請の3回めの発表でした。 協働まち普請についてはこちらの記事を参照してください。
小岩を若者の街に 江戸川総合人生大学の発表の会でした - まち活やろうよ!
今回は男性ばかり5人の「安心して歩き隊」が、「安心して歩きたい!」をテーマに発表しました。
取り上げたのは今井街道の自転車問題。歩道平均が2.5mで自転車の通行量がかなりあるため、歩行者は安心して歩くことができないそうです。今回は環七から船堀街道の1.8キロが提案の対象でした。
続きを読む協働まち普請で実現性の高い居場所づくりの提案発表を聞きました
2018年11月30日は、江戸川総合人生大学の協働まち普請の2回めの発表でした。 協働まち普請についてはこちらの記事を参照してください。
小岩を若者の街に 江戸川総合人生大学の発表の会でした - まち活やろうよ!
女性4人と区役所の男性1人による「コスモスグループ」が、「誰でも集える居場所つくり」をテーマに発表しました。